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自分でも選んだ理由が説明できないプロダクトやブランドがあります。言語の発明は感情よりも遅く、直感で選び、自身や他を納得させる説明は後付です。

言語化しにくい感情を深く掘ってもピッタリの言葉はなかなか見つからず、後から何かしら理由を探すのは、選択の正しさを証明したいという欲求、一貫性をもたせたいという見栄です。

人は感情の生き物です。行動と言動が一致しないことは多々あって、感情の生き物であるがゆえに、人は矛盾を抱えています。言葉はウソを孕んでいます。

主観的な嗜好やセンスだけで色々な選択していると思いますか。選ばされている可能性はどうでしょうか。デザイナーの信念や哲学が形象されたプロダクト、また引き継がれたプロダクトに、直感が刺激されている可能性です。

欲望と偏執。翻訳と形象。

逆説的ですが、デザイナーの信念や哲学が形象された美しいプロダクト、そしてデザイナーの言葉を紹介します。その言葉はあなたが選んだ、また選ばされた理由の答えに近いと思います。嘘か真か、信じるか信じないかはあなた次第です。いい気分になったり、見栄ははれます。

お酒でも飲みながら、微睡みの中、どうぞ前後不覚でご覧ください。

羊が壱匹、羊が弐匹、羊が参匹、羊が肆匹、羊が伍匹、羊が壱萬陌陸拾参匹...